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アナリストレポート拾い読み(1月24日)

【HSBC証券】
半導体セクターのレポートをリリース。日本半導体製造装置協会が09年3月期の
半導体製造装置販売を6%減と予想したことを受け、同協会予想を楽観的と指
摘。同証券では、半導体製造装置販売を15%減と予想し、FPDと太陽電池用
装置のウエートの大きい銘柄を選好。個別ではアルバックと東京エレクトロンを紹介
しています。


【大和総研】
精密セクターの決算を予想。為替や米経済悪化を背景に悪影響が出始めてい
ることから、決算は波乱含みと分析。07年度通期見通しも不透明な経済環境、
為替前提の円高修正を見込み、上方修正の期待度は低く、一部では下方修
正の可能性も出てきていると解説。個別では、10〜12月期決算注目企業として
ニコンとキヤノンを紹介しています。


【メリルリンチ証券】
銀行セクターのレポートでは、三菱UFJフィナンシャルと三井住友FGの第3四半期
決算の損失はさほど大きくならないと予想。みずほFGは、みずほ証券の在庫証券
で1000億円の損失を見込んでいるものの、業務純益に700億円程度のバッファー
があるため、業績予想の下方修正には至らないと分析。市場がサブプライム関連
の追加損失に神経質になっている中では、ディフェンシブ銘柄への選好が続くとの
見解で、三菱UFJフィナンシャルと三井住友FGに注目。日本の金融システムが不
安定化するのは、日経平均8000円水準と指摘しています。


【東海東京調査センター】
市場には不透明感が強いため、信用倍率の低い好需給銘柄や、財務・事業の
安定性が高い好配当利回り銘柄に注目。個別では会社側収益計画が保守的
なトヨタ紡織と、中国の現地企業向け業容拡大を進め中期的な成長戦略を推
進している日本精工を取り上げています。


【みずほ証券】
グローバルな信用不安を解消するためには「ディスクロージャーの徹底」と「過剰な
までの損失処理」の2つが必要と指摘。同証券では政府系ファンドや民間資金だ
けでは限界があるとの見解で、公的資金を使わないと「公約」をしてしまった、ブッ
シュ大統領の前言撤回に注目しています。


【クレディスイス証券】

下げ相場に有効だったファクターとして「売上成長加速度」「財務健全性」に引き
続き注目。日揮、第一三共、日本テレビ、積水ハウス、バンダイナムコ、松下電
工、日本電気硝子、TDK、コナミ、良品計画、富士フイルム、博報堂DY、信越
化学、塩野義、大和ハウス、参天製薬、味の素、コーセーを「ここから買いたい1
8銘柄」として紹介しています。


【ゴールドマンサックス証券】
地銀セクターのレポートをリリース。今後2年程度の見通しを考えた場合、主要地
銀のROE改善は主要銀行を上回り、主要地銀が主要銀行セクターをアウトパフ
ォームすると予想。第3四半期決算ではスルガ銀行に「強気」、ふくおかFGに「弱
気」のスタンスを打ち出しています。

【モルガンスタンレー証券】
半導体セクターのレポートをリリース。市場フォーカスは08年度の減益から、徐々に
装置受注の回復、09年度の業績回復に向かうと予想。同証券では08年前半は
エルピーダメモリとニコン、中期的には割安感が大きい日立ハイテクと東京エレクト
ロンに注目。ディスコと東京精密は直近の株価下落でバリュエーションの魅力度が
高くなったかめ、10〜12月業績発表をみてスタンスを再考したいとコメントしていま
す。