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アナリストレポート拾い読み(1月18日)

【ゴールドマンサックス証券】
同証券の米国経済見通しに基づけば、日本株は年央あたりに底入れする可能
性があると予想。今回の景気後退は、過去と比べて比較的穏やかなものとの見
解で、日本株のバリュエーションが歴史的な低水準にあることから株価の下落余
地は限定的と解説しています。


【クレディスイス証券】
米国ではクレジットクランチは回避されると見ているものの、住宅価格の下落によ
る資産デフレから個人消費は下押すとの見方から、景気後退の確率は高いと指
摘。利下げ継続に対しても、インフレ圧力を高める副作用から景気浮揚の効果
は乏しく、財政政策の規模がどの位大きくなるかがポイントとコメント。米景気減
速は、時間差を置いて新興国にも波及していくと解説しています。


【日興シティ証券】
テクニカル面から主要銘柄の下値メドを分析。三菱UFJと三井住友FG株は、既
に底入れしている可能性が高いとの見方から早めに本格反騰局面に移行する公
算が大きいと予想。大手鉄鋼セクターはもう一段下押すことがあったとしても、新
日鉄は560円、JFEは4810円、住友金属は430円近辺で底入れするとの見解。
その他、トヨタは5170円か最悪5000円、キャノンは4230円か最悪3920円、任天
堂が52200円か51300円、商船三井1100円か最悪1030円、コマツ2280〜2220
円処、三井物産1950円か1850円処、三菱商事は2350円か2200円近辺を下
値メドとしてあげています。


【東海東京調査センター】

東証電気・ガス株価指数は06年以降原油価格と逆相関の関係にあり、原油価
格の下落は電力・ガス株の株価下支え要因として注目できると解説。電力・ガス
株の堅調な動きが続けば、医薬品や食品など他のディフェンシブ株の株価刺激
要因になると予想しています。


【いちよし証券】
新興国の台頭などエネルギー需要が拡大する中、日本の省エネ技術が注目され
ていると指摘。同証券では日本が優位にある主な省エネ技術として炭素繊維、
共同発電設備、セメント、排熱回収発電設備、スポンジチタン、エアコンのインバ
ーター技術、ハイブリッド車を紹介。環境・省エネ技術関連の代表銘柄として新
日鉄、ダイキン、三菱重工、いすゞ、トヨタを取り上げています。


【ドイツ証券】
半導体製造装置セクターのレポートをリリース。足元の受注環境は低迷している
ものの、来期の業績に基づいたバリュエーションで見れば、関連企業の株価は過
去の歴史的な水準と比較して割安と指摘。半導体製造装置セクターの投資判
断を長期「強気」で継続しています。


【クレディスイス証券】

機械セクターのレポートでは、11月の機械受注を見る限り、機械業界に関連する
分野の受注減の兆しは見られないと解説。08年前半はFPD関連、08年後半に
自動車関連で需要増が注目されるとの見方から、業界投資判断「アトラクティブ
」を継続。同証券の投資優先順位はジェイテクト、THK、不二越の順も、ファナッ
クやコマツの投資魅力度が増していると解説しています。


【大和総研】
テクニカルでは、反騰相場入りが期待できる状況で、騰落レシオ面からも1月22
日〜24日頃には底入れの可能性が大きいと解説。需給面では、1月最終週か
らのオイルダラー流入や、SWF、米国の税還付なども期待でき世界の需給関係
は様変わりになる可能性があると予想。世界の株式市場は「一旦買うべきポイン
トに接近している」とコメンしています。