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アナリストレポート拾い読み(11月28日)

【野村證券】
ノムラ個人投資家サーベイでは、センチメントの低迷、株式取引の消極化の動
きが07年後半より明確になっていると指摘。株式市場の回復の遅れが長期化
することにより、個人投資家の慎重姿勢が中長期的な日本株投資の魅力減
退から、日本株離れに結びつく可能性がある点に注意が必要と解説しています。


【JPモルガン証券】
現在の日米金利差は異常値と指摘。泥沼化しつつあるサブプライム問題も、
日米金利差等に表れる市場のヒステリック度合いを参考にするなら今が最悪期
との見解。今後は沈静化に向かうと予想しています。


【日興シティ証券】
銀行セクターのレポートをリリース。銀行セクターは、過去2年の銘柄選別では低
PBRが最も成功したスタイルで、M&A関連報道が売られ過ぎになっている銀行
セクターを刺激すると予想。市場と比較したPERとPBRはレンジの底にあるため、
セクター投資判断を「オーバーウエイト」に引き上げています。


【ゴールドマンサックス証券】
米国の減速からバリュエーションが機能せず、日本市場に諦めムードが漂い始め
ていると指摘。同証券では高成長銘柄を安値で拾う好機との見方から、ドル安
の影響が軽微な構造的成長16銘柄に注目。イビデン、富士フィルム、日本碍
子、日本電産、堀場、トヨタ紡織、ケーズ、ABCマート、中外薬、第一三共、三
井海洋開発、安川電機、三井造船、IHI、JSR、グローリーを紹介しています。


【東海東京調査センター】
来週のウィークリーでは、景気ディフェンシブ株や、PER、PBR面で割安感のある
銘柄をピックアップ。東海理化、日医工、豊田通商、王子製紙、カカクコムを紹
介しています。


【クレディスイス証券】
医薬品セクターのレポートをリリース。処方箋様式の変更はジェネリックにはフォロ
ーも、長期収載品比率の高い先発品メーカーにとっては業績面への打撃が大き
くなると指摘。今回の薬価引き下げは6%が攻防ラインと考えられるものの、降圧
剤ARB再算定や長期収載品の特例引き下げというリスクも存在すると解説。医
薬品セクター全般はしばらく様子見スタンスとコメントしています。